第8章 第6話 大切な町
ナギサ
えっ⁈
驚いているうちに彼はタクヤめがけてものすごいスピードで突っ込んでいった。
タクヤ
……!ぐぉ…!
ルフィの攻撃により飛んで行ったタクヤ。その後を追いかけるルフィ。
2人の姿はたちまち消えていった。
私は疑問を仲間達にぶつけた。
ナギサ
今、ルフィの腕、伸びた……よね?
ウソップ
あぁ、あいつはゴム人間だからな。
ナギサ
ゴム?
ナミ
悪魔の実の能力者よ。
ナギサ
悪魔の実…。
サンジ
まぁ、わかりやすく言えば化け物だな。
ナギサ
……化け物…。
彼は化け物なのかと、なんだか一気に親近感が湧いた。そう感心していると、
ヒロキ
お前らー!ふざけるのもいい加減にしろよ!
私に斬りかかってくるヒロキ。それを止めたのは剣士のゾロ。次に殴りかかってくるトシキを止めたのはコックのサンジ。
サンジ
レディーに手を挙げるとは、腐った野郎だぜ。
ゾロ
別に恨みはねぇが、船長命令だ。相手してやるよ。
こうして彼らの戦いが始まった。
私はどうしたらいいだろうと考えているとナミに肩を叩かれた。
ナミ
ナギサ、行くわよ!
ナギサ
行くって、どこに⁈
ナミ
町の人達を助けるのよ!
ナギサ
でも、彼らは?
ウソップ
あいつらなら大丈夫だ!
ナギサ
えっ?!
ナミ
あいつらにら勝てる奴なんてこのイーストブルーにはいないわっ!
その2人はあの3人をすごく信じきっているようだ。あんまり強そうには見えないけど…を
ナミ
それより、この町の人達を安全な場所へ避難させるのが先決よ。それはあなたにしかできない!
確かに。町の人達を避難させないと。こうして私達3人は町の人達を安全な場所へ避難するよう呼びかけた。
ナミの冷静な判断のお陰で被害は最小限に抑えられた。私達は、この被害でケガをした人たちの手当てをしていた。
ナギサ
彼らは大丈夫なの?
炎はダンブルドアさんのおかげでなんとか消えつつあるが、彼らはまだ戦っているのだろう。
なんだか、心配になってきた私は、音のする方へ走っていった。
ナミ
ちょ、ナギサ⁈
ウソップ
おい!待てよ!