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小さな人見知りの大きな恋【D.Gray-man】

第9章 第五話 幸せはそう長くは続かない


「あっ、ニナおかえりなさい!!アレン君も!」
ホームに帰るなりリナリーが笑顔で迎えてくれる。

「ただいま、リナリー。」
私も笑顔で応じる。
「ただいま。」
アレンさんも私に次いで言う。


「とりあえず荷物部屋においてくるね。」
「じゃあ、僕も。」
リナリーにそう言って二人で部屋に戻る。


「じゃあ、私こっちなので。また食堂で。」
「はい。19時ごろでいいですか?」
「はい、私もそれくらいに行くつもりです。」
二人で夜ご飯を食べる約束をしてから部屋に戻る。



「ふう。」
部屋に入るなりベッドに座り込む。

特に任務に行ったでもないのにすごく疲れた。
嫌なことも無かったのに。何でだろう。
むしろ、良いことの方が多かった気がする。

……私、本当にアレンさんの彼女なんだよね。
もし、今日寝て次に目が覚めたとき、今までのことが全部夢だったらどうしよう。

いやいやいやそんなはずはない。
動いてないから余計なこと考えちゃうんだ。

着替えよう。

ベッドから立ち上がり、団服のコートに手をかける。

「あれ?」
ボタンを外そうとすると、一つボタンが取れていた。

どこがで落としちゃったのかなぁ…。
新しいのに、ちょっとショック。
ボタンだけまたもらえないかな?

そう考えているとだれかに扉をノックされた。
「はっ、はい!!どうぞ!!」

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