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小さな人見知りの大きな恋【D.Gray-man】

第7章 初任務-ただいまとおかえり。そして。-


「あっ、こら逃げやがった!!」
「なあ兄貴、もう俺限界!」

「は!?お前なにコンバートしてんだよ!!俺らがレベル2のAKUMAってバレんじゃん!!」

「だってもう俺、あの子を殺したくてしかたねえんだもん!!兄貴もコンバートしろよ!」
「ああもう!せっかくギリギリまで我慢しようと思ったのに!」



「はぁっ!はぁっ!…はぁっ…。」
追ってきているか確認するために後ろを振り返るとレベル2のAKUMAが二体もいた。

うっ、嘘!?あ、AKUMA!?
どうしようどうしよう私…。レベル2となんて戦ったことない…。

でも、今は、戦わないと…。
無抵抗のまま死にたくない。まだ、まだ、生きたい。
嫌われてたって、叶わなくったって、まだ、ウォーカーさんを想い続けてたい。

私は背中に力を込めた。
「イノセンス、発動!!」
ばさあっと出される私の翼。
大きくはためかせ一気に上昇する。

「っち!こいつ、エクソシストだったのかよ!!」
「モタモタしてるとやられっぞ!俺らも戦うんだ!」

私を追うようにしてAKUMAが二匹やって来る。

「はぁっ!!」
思いっきり翼をはためかせ、強風を送る。

AKUMA二匹は一気に飛ばされる。
「ぐはっ!…くそう…。これだけでやられると思うなよ!そりゃあ!!」
AKUMAの体から大量の日本刀が出てきた。
そして一気に私を切りつける。

「っあ!!」
避けたつもりだったが右腕に深い傷を負ってしまった。
鈍い痛みが右腕にはしる。


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