【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~
第30章 俺、松野ちゃんとのやりとり
「そういえば電話番号ってなんだっけな……家も分かんねーしって、あの時!」
俺は電話番号の在り処を思い出し、部屋へ戻っていった。そして自分の制服のポケットに手を突っ込み、メモを取り出した。それを見てチョロ松は、
「それは?」
と質問してきた。俺は、
「これは松野ちゃんの携帯の電話番号だけど」
と言った。それに対してチョロ松は、
「へー……」
と独り言を呟いていた。
(あいつ……羨ましく思ってんのかな)
そう思って俺は、
「いいだろ……お前も早く交換できたらいいよな……!」
と挑発してみた。すると、チョロ松は無言のままであった。
「まー……いいけど……じゃっ、電話行ってきまーす」
そう言って俺は改めてその場を後にした。