【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~
第29章 松野、反省と約束 ~another story~
「それじゃ、僕もう行くね」
とチョロ松が昇降口から出て行こうとしたところで、
「待て待て」
と俺は言い寄り、チョロ松の肩を持った。
「そのまま帰るわけじゃないだろ、チョロ松くん」
(そもそも掃除をやっていた最中に花火大会の話に脱線したんだ。ここは手伝ってもらわねば……)
俺は諦めていなかった。
「はぁ! だから俺はこの後にゃーちゃんのCDをフラゲしに行くから無理なの!」
とチョロ松は俺の手を振りほどいてからその言葉を残し、駆け足で昇降口を後にしていった。松野ちゃんからは、
「もう仕方ないよ……2人で頑張ろ」
と励ましの言葉をもらった。俺は仕方なく、
「はぁ……そうだな」
と渋々、2人でまた掃除を始めたのであった。