【おそ松さん】松野✕松野おそ松~another story~
第27章 夏休みの松野たち ~another story~
松野ちゃんは窓の外を見ていた。俺は気になり松野ちゃんのところへ駆け寄った。そこに広がる景色はグラウンドであり、部活動の生徒が炎天下の中、汗を流して練習に励んでいる。そのうちの1人を見て、
「あっ、十四松じゃん!」
と声をあげた。
(あいつ頑張ってんな……そうだ!)
「なぁ、ちょっと野球部見に行ってみねぇ?」
と俺は松野ちゃんに提案してみた。
「えっ、でもまだ掃除途中……」
と松野ちゃんは言うが、俺は掃除なんてしたくなかった。だから、
「んなもん後ででいいじゃん。鞄はここに置いてくわけだし……てことで行こうぜ!」
と俺は教室から飛び出して行った。
(今は休憩ってことでいいよねー!)
そう思いながら俺は昇降口へと向かっていた。