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【ヤンデレ】乙女なアナタに歪んだ愛を【黒バス版】

第30章 EP黛2 救世主は普通の男子高校生でした。


「そうだ。と言ったら君はどうする。」
やっぱり?
薄々は予測していた通りのご返答ありがとうございます。
「いや、好意的な意味では嬉しいけど。まだ知り合ったばっかだよね?」
一目惚れか?
いや、僕自身この格好では初見男子。と言われた方が納得してしまうような見た目だ。それはないだろう。
でも、最初っからヤンデレっぽい行動や言動はしてたんだよね。
過去編で会ってる設定?

「君は覚えていないのか。僕らは中学の時会っている。」
そんな運命的な再会だろ? みたいに言われましても、
ごめん全然ときめかないわ。
むしろ、まともキャラ要因のまゆまゆ助けて。
いや、このゲームでまともキャラっていないんだけどね。
まゆまゆが普通っぽいヤンデレ過ぎて。

っていうかアレ?
僕まゆまゆに助け求めてる?
確かに現実年齢的には年下だけど、今は2年だから年上じゃね?
「悪いけど。僕他に好きな人(キャラ)居るから」
どう答えようか迷っている内に、僕の口は勝手にそう答えていた。
当然征十郎の表情は怒りに変わる。

「誰だ。何故だ。僕の何がいけないんだい?」
そりゃ、もう・・・・・・。
今のセリフだけじゃ何も伝わらないかもしれないけど、鬼気迫る表情で言われてみなさい。
オヤコロされそうな勢いですよ。ええ。
まぁ、わかってましたけどね。

「そろそろ入っていいか?」
そんなある意味ピンチの状況で、ドアを開けて入ってきたのはまゆまゆだ。
あら、やだ何この救世主。
でも、若干機嫌悪そうなのは何故?
「・・・・・まゆ、まゆ。」
僕は苦しそうに入ってきた主の名を呼ぶ。
ハサミは突き付けられなかったけど、変わりに首を絞められていたものでね。
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