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【ヤンデレ】乙女なアナタに歪んだ愛を【黒バス版】

第29章 EP黛1 ヤンデレ好きでも限度がある。


いくらヤンデレ好きでも、実際に関わるとイラッと来るもんだね。
僕は征十郎の腕を強めに掴むと強引に屋上へと連行した。
時間的には余裕がある。
屋上に着くと僕は征十郎の腕を離す。

「征十郎。確かに唯ちゃんは僕にストーカーのような行動する。けど、酷いことを言って泣かしたのは事実だ。」
「泣かせたのは僕だ。君が気に病むことはない。」
「気にするさ。誰であれ自分に好意を抱いてくれているのは嬉しい。それに女の子を泣かせるのは僕のポリシーに反する。」
その言葉に征十郎はぴくりと反応した。
「・・・・・・わかった。一葉がそこまで言うのなら、彼女に謝罪するのは許可しよう。ただし必要以上に接触しないこと。これは守っってもらう。」
「僕からは見かけたとき以外故意に接触することはないよ。」
一応謝罪許可は出たし、一安心。

「話は以上かな。」
「あ、そうだ。征十郎。」
屋上から去ろうとする征十郎に一応確認しておこうと思った。
「なんだい。」
「これは一応確認なんだけど」
勘違いだったら、忘れて。と僕は前置きしてから
「僕のこと好きなの?」
とド直球に尋ねた。

まさか、その扉の向こうにまゆまゆが居るとは気づかずに
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