第26章 EP赤2 告白? いいえただのフラグ建築です。
「・・・・・・」
自惚れもいいとこ。と思ったけど、なにせ世界観が世界観だからね。
「そうだ。と言ったら君はどうする。」
予想外と言いたいが、想定内の答えが返ってきた。
「いや、好意的な意味では嬉しいけど。まだ知り合ったばっかだよね?」
一目惚れか?
いや、僕自身この格好では初見男子。と言われた方が納得してしまうような見た目だ。
それはないだろう。
でも、最初っからヤンデレっぽい行動や言動はしてたんだよね。
「君は覚えていないかもしれないが、実は中学時代にあったことがあるんだ。」
「それってつまり・・・・・・帝光中時代ってこと?」
「あぁ。」
征十郎がそう答えた途端、周囲がセピア色に染まっていく、
そして肝心の彼らは時が止まったかのように動かない。
まさかここで回想モード!?
僕の目の前が歪んで、意識を失った。