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【ヤンデレ】乙女なアナタに歪んだ愛を【黒バス版】

第22章 EP洛山7 嘘は言ってない。


「え~っと。まず遅刻した理由ね。マネージャー希望の女の子から話しかけられたから。」
嘘は言ってないよね。
「あと、後ろに居るのは無神唯ちゃん。マネージャー希望の征十郎のファンの子だよ。」
「その理由を証明できるものは?」
鋭い目つきで言及する征十郎。
僕は全然怖くないけど、唯ちゃんが喜んでるのか怯えているのか震えている。

「あの・・・・・・今の話ホントです。私が話しかけたんです。」
しかし、頑張って返事をしてくれた。
「征ちゃんホントみたいよ。彼女休み時間の度に一葉ちゃんに会いに来てたんだから」
とレオ姉もようやくフォローしてくれた。
ちなみに小声で体育の時も私と対決してる僕をずっと見てたし。と小声で耳打ちもしてたけど
「それであの・・・・・・見学しても大丈夫ですか?」
考え込むようなしぐさをしている征十郎に、唯ちゃんが尋ねる。
「ダメだ。」
顔を上げた征十郎ははっきりとそう告げた。

「ちょっなんで!?」
流石の僕も驚いた。
見学くらいはいいでしょう。
それとも自分のファンはマネにしない主義なの?
征十郎って。

「第一に僕のファンであること。第二に」
征十郎は僕を一瞥してから
「彼女のファンであること。私情を挟まれても困るからね。」
そうは言うがと僕は思う。

僕を強制的にマネにした時―――――――――――――――
明らかに征十郎の私情入ってませんでしたかね?
断らせる気0でしたよね?
見学も普通にOKしてくれたよね?

っとつらつら僕は文句を言ってみた。
普通ならこれだけ言われたら、見学くらい許してくれるようなものだ。
主人公ちゃんの時はむしろ、これで根負けしたような感じだったし。
しかしこんだけ言っても征十郎は
「ダメだ。」
の一点張りだった。
仕舞には唯ちゃんが泣き出してしまい、走って行ってしまう。
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