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【ヤンデレ】乙女なアナタに歪んだ愛を【黒バス版】

第21章 EP洛山6 僕と唯ちゃんとバスケ部と


っで、結論として。
保健室でわざわざ着替えてから、体育館に行くことになりました。
帰りは普通に男子更衣室で着替えてもいいのに、なんで始まりだけ保健室・・・・・・。っていう抗議もしたけど
「帰りは忘れ物をしても明日回収すればいいが、部活中ではそういうわけにはいかないだろう?」
だそうで、あとちゃっかり一葉呼びになってました。
正式にマネになったからか。

さて、そんな訳で教室でレオ姉と別れた僕は保健室へと一人寂しく向かう訳ですよ。
「かずくん!」
「唯ちゃん!」
教室から出た瞬間、待っていたかのように唯ちゃんに声をかけられる。
「一緒に帰ろうと思ったんだけど・・・・・・」
先ほどの会話を聞いていたのか、言葉に詰まる唯ちゃん。
「えっとごめんね? これから着替えて部活に行かないといけないんだ。」
「そうなんだ・・・・・・なんの部活に入ったの?」
唯ちゃんの目から光が消えてゆく。
どんだけ僕の好感度は初期値から高いんですかね?
ヤンデレ大好きだけども!

「えっと、バスケ部だよ?」
「バスケ部!」
すると唯ちゃんの目は再び光を取り戻した。
あなたにピッタリね。って聞こえてきそう。
「かずくんにぴったりね。」
って同じセリフ言ってたー!
「そうかな? でも選手じゃなくてマネなんだよね。」
残念ながらと肩をすくませて見せると、
「え、そうなの? かずくんなら、絶対戦力になりそうなのに」
「ありがとう。」
そりゃね。体育の時間にレオ姉のチームと対戦してた僕を
ずーっと見てたもんね唯ちゃん。
応援してたそういうんじゃなくて、ホントにストーカーのごとくじーっと見られてた。だけ。
まぁ、ヤンデレの種類にはそういうのも属してるし、実害がないし別にいいんだけどね。

「それで・・・・・・だからごめんね? 一緒には帰れないや」
僕は2度目の謝罪をする。
「それなら仕方ないよね・・・・・・ねぇ? 私も一緒にバスケ部行ってももいいかな?」
「いいけど。待ってるとしても帰り遅くなるよ?」
まさか、ここで一緒にマネやりたいイベント発生するの?
「ううん。それは平気。私も見学してみたいなぁ。って」
ですよねー。
僕がトリップしてから、やたら展開早いですもんねー。
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