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【ヤンデレ】乙女なアナタに歪んだ愛を【黒バス版】

第21章 EP洛山6 僕と唯ちゃんとバスケ部と


唯ちゃんの名前を憶えてた理由はね
可愛い女の子だから・・・・・・。って素敵な理由じゃないんだな。
単純に主人公ちゃんの最初の友達になるから。
一緒にショッピングしたりしていくうちに、唯ちゃんもまぁ、今みたいな美少女に化けるって言ったら失礼だけど、変身する訳ですよ。
んで主人公ちゃん大好きだから、バスケ部のマネにも一緒になりたいって言うんだけど。
ヤンデレ征十郎がそんなの許すわけないじゃないですか。
あ、ちなみにイジメてたのは3年生です。

そこで、主人公ちゃんが大事な友達だから。って一生懸命お願いしてマネになるんだけど
そのルートはヤンデレ友達エンドに直結してて、唯ちゃんがヤンデレて束縛しちゃうエンドなんだよね。
別名『貴方の友達は私だけでいいよね?』エンド。

可愛い女の子でも、ごめんね。僕は一応きちんと男の子が好きな健全な女子なんですよ。
背徳感は求めてないんだよね。
「えーっと。僕は和泉一葉。改めてよろしくね?」
「和泉さん・・・・・・かずくんって呼んでいいですか?」

女だって知ってはいるようだけど、僕の名前を反芻する唯ちゃんの様子は、
そりゃもう乙女。そのもので、まるで僕が白馬の王子様と言わんばかりなご様子で
僕がよく呼ばれるあだ名で呼ぶことにしたようです。
「別に構わないよ」

そんな雰囲気の中登校したレオ姉に
「えっと、一葉ちゃん。何事?」
と戸惑ったように尋ねられれば。
僕が聞きたい。と言ったニュアンスで今ある出来事を話した。
「へぇ~、この子が・・・・・・」
レオ姉は唯ちゃんを見やると、
「征ちゃんファンだったはずなのに、いつの間にかアナタに乗り換えるなんて、軽い子ね。」
僕に小声でそう耳打ちした。
正確には僕は男子ではないので、軽い。という表現になるのかわからない。
僕はただ苦笑いで返すしかなかった。
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