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【ヤンデレ】乙女なアナタに歪んだ愛を【黒バス版】

第20章 EP洛山5 マネになるのは決定事項です。


しばらくはレオ姉の指示のもと準備運動や基礎練などをしている一同を見学する。
20分くらいした頃かな?
ようやく征十郎。と正ちゃんがやってきた。

「あれ、君は・・・・・・?」
見慣れない僕に正ちゃんが声をかけてきた。
「あ、見学です。」
「赤司俺聞いてないんだけど」
「僕も初耳です。」
僕がそう応えれば、正ちゃん先輩は征十郎に問い詰めるように尋ねる。
が、征十郎は淡々と事実を答えた。

「さっき征十郎に会った時に、彼がぼーっとしてて。視線の先に僕が居たから何か用があるのかな? って」
僕は苦笑交じりに理由を説明した。
「それと見学と何の関係が?」
「レオ姉と話してたら、それならバスケ部に見学に来なよって話になりまして」
正ちゃん先輩めっちゃ疑ってるんですが・・・・・・。
「ふーん。赤司どうするんだ?」
「話はわかりました。見学ですよねどうぞ」
そう返事をもらってとりあえずホッとする僕。
しかし、また征十郎の目。
光ないぞ?


「あ、征ちゃん! それに正ちゃんも」
レオ姉がようやく気付いたらしくこちらに駆け寄ってくる。
もっと早く来てよ。と内心で突っ込んだのは内緒だ。
「玲央。一葉さんが見学するというのは認めるが、どちらの見学だい?」
「マネージャーよ。」
「選手ではなく?」
「ちょっと征ちゃん。一葉ちゃんは女の子よ。いくらなんでも男子バスケ部の選手は無理よ。」
「それも・・・・・・そうだな。」
うっすら聞こえてきたレオ姉と征十郎の会話。
どことなく、征十郎がしょぼんとして見えるのは気のせいだろうか?

「正太。彼女はマネージャー希望らしいので、仕事を見せてあげてくれないか。」
「いいですけど、彼女ってアイツ女子なんですか?」
「あぁ。」
それから、呼び捨てにされているが3年で先輩の筈の正ちゃんは渋々僕に仕事を見せてくれたのだが、
何故か、やたら
「アンタ本当に女子なの?」
的な視線をずっと受けることとなる。
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