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【ヤンデレ】乙女なアナタに歪んだ愛を【黒バス版】

第17章 EP洛山2 赤司様とオネエ様


「一応僕が話しかけて、解決したっぽいけど。征十郎も気にかけてあげて。」
本人の許可も得ていないのに、普通に呼び捨てにしてしまったけど。
と言ってから気付いた。
「・・・・・・わかった。注意しよう。」
でも、特にお咎めはないようだ。
先輩だからいいってことなのかな?

「しかし、一葉ちゃん。転校してきて早々大変だったわね。」
そっか、転校生。という設定なら知られていなくても納得できる。
「まぁ、この学校は可愛い女の子や綺麗な子が多そうで楽しみだよ。」
「ふふ。一葉ちゃんったら、女の子なのにナンパとか好きそうね。」
「嫌いじゃないよ?」
なんてヤンデレゲーでほのぼの会話してたんだけど、征十郎が全然口を挟んでこないから、ふと目線だけ動かしてみる。

「・・・・・・」
目がヤンデレの代名詞であるハイライトがない虚ろな感じの目になっていた。
(なんで!?)
まだ好感度上がる程話してないよね?
確かに征十郎ラスボスだったけどね。
ルート入るの苦労したけどね。

だって全学校、全キャラクリア後にルートオープン
更に、選択肢を1つ間違えると最初からやり直して
(流石に鬼畜仕様すぎんだろ。)
とか思いながらやってたけどね。
何せこのゲーム。
黒バスのメイン学校(キセキの進学先)のキャラはほぼ攻略できるからね。
ライバル(相棒)イベとか見るってなったらもう。
流石の僕も征十郎クリアまでには骨を折った訳ですが。

その経験談から行くと征十郎はまだ病まない筈なんだよなぁ。
ちなみに僕的に一番好きなヤンデレは黒子っち。
怖くないけど、怖いかなぁ。っていうのは高尾だと思う。

流石の僕もコレは予想外。
「征十郎?」
声をかけてみる。
「え? あ、あぁ。すまない。少しぼーっとしていたようだ。」
元の僕司に戻ったようだけど、ぼーっとしてた感じじゃないと突っ込みたい。
「珍しいわね。征ちゃんがぼーっとするなんて」
レオ姉も意外そうに見つめている。
「そろそろ予鈴が鳴るね。教室へ戻ろう。」
明らかに不自然に話をそらした。
「それもそうね。」
レオ姉もそれに違和感もなく答えてる。
どういうこと?
僕は一人混乱していた。
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