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【ヤンデレ】乙女なアナタに歪んだ愛を【黒バス版】

第17章 EP洛山2 赤司様とオネエ様



「あら、一葉ちゃん。今の子たちは征ちゃんのファンの子たちよね?」
そう声をかけられた。
「あー・・・・・・うん。」
ごまかしてもしょうがない。
僕は素直にうなずく。

っていうか、主人公ちゃんの設定上3年だと思ってたけど、2年なのかな?
レオ姉ってそこらへんしっかりしてそうだし。
「玲央知り合いかい?」
「あ、征ちゃんには紹介しないとね! 同じクラスの和泉一葉ちゃんよ」
レオ姉は征十郎にウィンクしながら説明する。
あ、やっぱり2年なんだ。

「なるほど。僕は1年の赤司征十郎だ。よろしく」
こんな格好をしてるけど、僕が女だということにはとっくに気付いているような素振りで、征十郎は握手を求めてきた。
「こちらこそ」
拒む理由もないので、握手に応じたんだけど。
なんだろう。掴む手の力が強いような・・・・・・
ん?
なんかズガタカオーラがにじみ出てるよ!?
でも、僕の身長って征十郎と同じくらい。だよね?

「ほら、征ちゃん! 女の子なのに自分と同じくらいの身長があるからって睨まないの」
レオ姉がたしなめるように征十郎に告げる。
あ、なるほどね。
つまり女の癖に僕より高い。みたいな心境だったのね。

「僕は別に。」
何でもないという風に装う征十郎。
「それより、なんで彼女たちと一葉ちゃんが一緒に居たの?」
それを華麗にスルーするレオ姉恐るべし。

「無神唯ちゃんって子がイジメられてたみたいなんだよね。」
僕は特に隠す理由も見当たらないので、素直にそう答えた。
「イジメですって!?」
レオ姉は驚いたかのような声と表情になった。
「僕のファン。ということは、その行動は聞き捨てならないね。」
征十郎も真剣な表情である。
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