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【ヤンデレ】乙女なアナタに歪んだ愛を【黒バス版】

第11章 EP海常4 女だからって舐めるな。


「おい、マジかよ・・・・・・」
「和泉っち先輩。予想以上ッスね」
試合見学組がそんな声を上げた。

海常のレギュラーである森山先輩と僕の1on1
僕にいいとこ見せようと? 森山先輩は真剣勝負の名に恥じない本気さで挑んできている。

僕だって、そういう意味では彼に勝てるわけがない。
それはわかっていた。
でも、武内の女子差別的な発言を覆すには、僕が勝たなければならない。
何より、強い相手と勝負できるのは楽しい。

結果は僅差で僕の勝ち。
「だから言ったでしょ。先生。あの発言取り消してよね。」
「・・・・・・もちろんだ。お前が男子だったらなぁ。」
余裕しゃくしゃくという訳には行かなかったから、
流石に息ぜぇぜぇ。だけどね。
森山先輩はショックを受けてるみたいだ。
それもそうか。

僕は
「森山先輩も強かったよ。」
と声をかけようかと思ったけど、嫌味にしか聞こえないかな?

「和泉っち先輩! 森山先輩のことは気にしなくていいッス。次俺と勝負してください!」
声をかけようか迷っていた僕に、今度は黄瀬くんがそう話しかけてきた。
森山先輩は気にしなくていい。に他の皆も頷いてるけど、日頃の行いのせいか?

「この状態でもう一戦とかお前は鬼か」
と突っ込んだのは言うまでもない。
「鬼じゃないッス。それに・・・・・・」
黄瀬くんの目線を追うと、僕と試合をしてみたいらしい他のメンバーがうずうずした様子だった。
「流石に勘弁してくれ」
戦う前からご遠慮願いたい。
「ダメッスよ。女だからって舐められるの嫌だったんじゃないんスか?」
っと言われれば
「・・・・・・っく。女に二言はない。でも、ちょっと休ませて」
さっきの自分のセリフから引くことも出来なくなった僕は、その後休憩を挟みながらレギュラー全員と試合をする羽目になった。

流石に森山先輩でも結構てこずったが、なんとか黄瀬くん以外のメンバーは1点差ぐらいで勝てたけど。
黄瀬くんはかなり危なかった。というか流石に負けた。
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