• テキストサイズ

この灯火が消えるまで。【黒子のバスケ】

第4章 雨のち晴れ?


「あっ君、本当にありがと!うちで何か食べてく?」
私はあっ君を誘ってみる。
「俺、今日はいいや。じゃあ、また明日。」
あっ君は帰って行った。

家に母は帰ってきてなかった。
1人寂しく、自分の部屋で勉強しようかな。
私は靴を脱いで目の前にある階段を登ろうとしたとき、頭に雷が落ちたかのような頭痛がおこった。
「痛っ…」
目の前がクラクラして、視界が定まらない。
「こんな時になんで…」
私は意識を手放した。
















「…遥!遥!」
誰かが私を呼んでる?聞き憶えのある声だ。
聞いたら落ち着くこの声はお母さん?
「お母…さ…ん?」
私の目に真っ白い天井が目に入った。ってことは病院?
横を向くと、母がいて、目に涙を溢れそうなぐらいに溜めていた。
「良かった…良かった。」
母が私の頭を撫でる。
「私に何があったの?」
「遥君の病状が少し悪化したんだ。」
小さい時からお世話になっている先生がいた。
「先生…」
「もしかしたら、君の命が少し削れたからかもしれない。病院にまだ入院する必要はないけど、そろそろ定期的に診断した方がいいかと思う。」
私は先生の意見に頷いた。自分でも自覚できる。前よりだいぶ悪化が進んでいるということ。
「今日は病院に泊まってしっかり休みなさい。」
そう言って先生は出て行った。
/ 66ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp