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この灯火が消えるまで。【黒子のバスケ】

第3章 部活以外は1人になりたい


私はあの後、テツヤに慰められてようやく泣き止んだ。
「困った人です。赤司くんは…」
テツヤは立ち上がり「また放課後」とひとこと言って教室を出て行った。


長く思えた昼休みと5、6時間目も終わりとうとう放課後、体育館に向かう。マネージャーだから、放課後は遊べないんだけどね。
体育館に着いたのだが鍵をあの時放り投げてきてしまったので、体育館に入れない。
「最悪だ。」
「ラッキーアイテムを持ってないからなのだよ。」
真ちゃんが鍵を私に渡した。いつからそこにいたんだろう。
「ちなみに私のラッキーアイテムは何だったの?」
「小さい鍵なのだよ。」
得意げに言ってる姿が可笑しかった。
「ふふ、ありがと」
私は鍵を開けて中に入った。体育館はシーンとしていた。
「昼はすまなかったのだよ。部活の時だけでもいい、俺達と仲良くして欲しいのだよ。」
「意外と可愛いとこあるんだね。」
私は真ちゃんをからかってみせた。
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