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この灯火が消えるまで。【黒子のバスケ】

第3章 部活以外は1人になりたい


私は涙を拭いながら教室に向かう。
私は、これからも必要以上に関わらないつもりだ。
病気の事は今まで通り隠し通す。入学当時から決めていた事は命が尽きるまで守る。
私は席につき、机にうつ伏せになった。
「遥さん。」
肩をトントンと叩かれて、私は起き上がる。
「テツヤ…体育館の事、もう忘れたの?」
私はテツヤと目を合わさずにボソッと言った。
「忘れました。遥さんが泣いてたことは。」
「覚えてるじゃない!」
自然と笑いが込み上げてくる。
「やっと笑ってくれました。」
テツヤが私の頭を撫でる。
「僕はあまり深追いはしません。ですが、溜め込むのはやめてください。僕が辛くなります。」
「ありがと。」
私はテツヤに微笑んだ。
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