第3章 部活以外は1人になりたい
「理由なんてあるわけないでしょ?部活以外には関わらないで欲しいだけ。私は必要以上に人とは関わりなくない。」
私は声を震わせながら言った。私の感情が苛立ちと悔しさで渦巻いている。
「じゃあ、俺達と話している時なんであんなに楽しそうなの?」
紫原が不思議そうに聞いてくる。
「…っそれは!」
私は、大きな声をあげてしまった。体育館に声が響き渡る。
「とにかく、部活以外は関わらないで。」
私は体育館の鍵を放り投げて、足早に体育館を出て行った。
「赤ちん、怒っちゃったよ?」
紫原が赤司に言った。
「だが、きっと何かあるのだよ。」
緑間が鍵を拾いながら、校庭をみつめた。