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この灯火が消えるまで。【黒子のバスケ】

第3章 部活以外は1人になりたい


ようやく4時間目が終わり待ちに待った昼休み。
朝、返すのを忘れていた体育館の鍵をポケットに忍ばせて体育館に向かう。
「ここまできたらあいつらも来ないよね。」
私は錆びたドアを開けて、体育館に入った。
体育館には誰がかたづけるのを忘れたらしいバスケットボールが転がってありそのボールを拾い、ダンクしてシュートを決めた。
ボールが落ち、ドアの方に転がっていった。
ボールを拾おうとすると誰かに取られた。

顔を上げればキセキの世代が勢ぞろいしており、私は素早く横を通りすがろうとしたら、大輝の腕に捕まった。

「ちょ、離せよ。」
「離すかよ。朝のリベンジだ。」
大輝に担がれた。



「本当に何すんの?私、君達に何かしたかな?」
「していないよ。」
赤司が口角を少しあげる。
「じゃあ、何で?」
「遥さんが必要以上に僕らやクラスメイトに絡んでいないからです。」
黒子が赤司の代わりに説明をした。
「こっちの勝手でしよ?関係ないよね?」
私は体育館から出て行こうとすると緑間に手を捕まれる。
「離してよ、真ちゃん。」
「何か理由があるなら話して欲しいのだよ。」
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