第7章 眠
『ソフレ』って何?
食べれんの?
どんな味だ?
嘸かし、美味いんだろーな?
え、何?
食べ物じゃない?
じゃあ、何だ?
如何わしいモノか?
つーか、エッチなのは駄目だからな。
年頃の女のコからの。
そんなお願い、聞けるかァァァ!
「……………添い寝友達?」
『ソイネフレンド』
略して『ソフレ』ね。
略して『マダオ』みたいな感じ?
ふーん。
そういうのが流行りなの。
へー、そうなんだ。
「…………イヤ、駄目だろォォォ!」
お前、何言ってんの?
そんなん、俺に頼んじゃ駄目だろ。
万事屋って、そういうの違うだろ。
「ですよね………沖田さんにでも頼んでみます」
それ、もっと駄目だろォォォ!!
ドM開眼しちゃうだろ。
たぶん、俺の方が安全だと思うわ。
「沖田くんは辞めといた方が…」
絶対、危ないから。
「じゃあ、土方さん…かな」
駄目ェェェ!
マヨネーズ臭いぞ、アイツ。
たぶんだけど。
ベトベトになるぞ。
たぶんだけど。
「イヤ、それもどうだろう?」
局中法度の塊だから。
士道不覚悟で切腹になっちゃうぞ。
「終兄さんなら、一緒に寝てくれる…かも」
もう止めてェェェ!
確かに、先の二人より。
Z~の人のが安全だよ。
でも。
女のコなんだから。
何なの、この娘の危機感の無さは。
つーか、危なっかしい。
「解った解った。俺がその『ソフレ』になるから」
アレ?
結局、俺?
だから、一番最初に言ったじゃん。
『添い寝は必要ですか、お客様?』
そう聞いたじゃん。
………成るべくして成った、コレ?