• テキストサイズ

糖分過剰摂取症候群【銀魂】

第22章 誘


「何で謝んの?」

いっそのこと、好きにしていいのに。
不安とか、その他諸々が。
俺のカラダ一つで吹っ飛ぶなら、安いモノだ。
恥ずかしいなんて、今更言うなら。

何で昨夜の俺の、真似事したの?

甘噛みして。
舐めて。
吸い付いて。

俺の首筋に、紅い痕つけて。

突然、我に返って。
お腹いっぱいみたいな、顔してるけど。
こっちは、中途半端で。

消化不良、起こしてるよ?

視線をずらせば、寝間着から胸の谷間が見えて。
その気になるまで、そう時間は掛からない。
褒美をくれと、ねだったのは朱里ちゃん。
今日はしないと、拒んだのは俺。

最終的に、欲しがってるのは俺の方だ。

折角、風呂入ったけど。
折角、寝間着を着たけど。
御免。
我慢できねェ。
湿った肌と、濡れた髪。
そのままでいいから。
そのまま抱きたい。
あんだけしたのに。
全然足りてない。

「ご褒美、ください」

ただ寄り添って眠るつもりが。
結局、素肌の戯れになって。
触れてしまえば、ブレーキなんて。
効くわけがないのに。

「もっと」

そう言われてしまえば。
散々啼かせて。
また無理させて。

明日は抱けないからって。

それが理由と。
こじつけて。
洗い立てのシーツを汚す。

「いっぱいするから、覚悟しとけ」

この一回で終わるなんて。
先に忠告したから、思ってないだろうけど。

昨日の今日でも。

俺は飢えたケダモノのまま。

どちらかの限界まで、食らい尽くす。

/ 249ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp