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糖分過剰摂取症候群【銀魂】

第20章 姿


掌に頬を乗せて。
ずっと見ていた寝顔。
頬に触れたり。
髪を弄んだり。
自由になる右手で、触れる。
時折、ムニャムニャ言うのが面白い。

鎖骨から臍に向けて、指を滑らす。
ベタベタが乾いた肌は、スベスベじゃないけど。
所々に残る、虫刺されみたいな跡。
全部、俺が付けたと思うと笑みも湧く。
擽ったさで、身動ぎして。
長い睫毛が、数回瞬きしてから。
ゆっくり、目を開ける。

「さかた、さん?」

寝惚けてる?
俺だって確認するなんて。
さっきまで、してたコト。
アレ、夢じゃないからね。
銀さんと朱里ちゃん。
あんなことも。
こんなことも。
しちゃったからね。

「おはよ」

頬に手を添えて、口付ける。
顔を真っ赤にして、布団を被るまでの動き。
予想通りの反応。
何を今更。
そう思うと同時に。
閨でだけ見せる、その表情だと思うと。
どうにも抑えが利きそうにない。

「も一回……」

してもいいか、何て。
聞くまでもなく。
股に挟んだ脚に感じる湿り気で。
さっきまでの行為を思い出して。
朱里ちゃんも、その気だって。
銀さんには、バレてるからね。

今度は、明るいけど布団の中で。

じっくり、愛し合ってみるのも乙。

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