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好きなだけじゃダメなのか
第4章 疑惑
ハビル様は結局、答えを出しては
くれなかった。
それもそうだろう。
簡単に堕ちる相手ではない。
「…汚い王女だわ、ホント」
溜め息をつきながら、王宮の
長い回廊を歩く。
「こんな広い王宮作っちゃって。
誰が考えたのよ全く!」
国民の税金の無駄遣いだ!
「カノン王女〜〜」
この声は。
「…逃げよう」
「逃げるな!」
「嫌だァァァァ!!!!!!」
大将軍!!
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