• テキストサイズ

好きなだけじゃダメなのか

第3章 秘密


ハビル様が去った部屋はやけに寂しい。
彼の華も一緒に去ったからだろうか。

「…ちゃんと、好きだったのかもね」

それがたとえ、父や母、侍女など
周囲からの洗脳だったとしても、
私はそこそこ彼を愛していたのだろう。

…でなければ。


彼に、他に婚約者ができたと聞いて、
泣いたりなどしないだろう。
/ 44ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp