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第2章 出会い
「僕は新サラント国の…」
「新サラント?」
「ああ。王子だけど…」
「…ああ!サラントの王子様!」
「君は?」
「ハントネ王国の王女です」
「…ああ!!」
お互い合点がいき、手をポンと打つ。
「君の国の新年の宴で会ったね」
「ええ。確かお名前は…」
「レオン。第一王子だ」
「カノンです。第一王女です」
「こんなところで会うとはね」
人懐っこい笑顔を浮かべるレオン。
ラビルとは大違いだ。
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