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プリズム◇黒子のバスケ夢小説

第6章 帰り道2


『お疲れ様でしたー。』

部活が終わり、帰宅方向の違う先輩達に挨拶を済ませると、私はマジバへと向った。

お目当ては勿論、“桜シェイク”。
先週、黒子君に奢って貰ったやつだ。

思いの外、あのシェイクを気に入ってしまった私は、期間限定中の間、出来るだけ通う所存でいる。



自動ドアが開き、店に入ると目立つ後ろ姿を見つけた。

『火神君?』

カウンター前にて、注文待ちをしているだろう彼に声を掛ければ、何故か機嫌が悪く「あ?」と鋭い目を向けられた。
怯む事は無いにしろ、そんな態度をされる覚えが無い為、多少…ぃゃ、大いに苛っとした。

『女相手にガン飛ばすなつーの。』

制裁とばかりに、足のスネ目掛けて蹴りを入れてやれば、火神君はあっさりと崩れ、足を抱えた。

流石、弁慶の泣き所。
力が入ってなくても、痛いものは痛い。

『“ペットの躾はその場で”ってね?』

「誰がペットだ!!」

『あれ、違った?“躾に一番効くのは痛みだ”って巨人を躾る人気アニメで言いてたから、実践してみたんだけど?』

「俺は巨人じゃねぇ!!(てか、アニメ内容ズレてるし!!)」

『似たようなものじゃない。』

「お前が小さいだけだろーが!!」

『Σ…!!“今お前に一番必要なのは言葉による「教育」ではなく「教訓」だ”!』

「俺はエレ●じゃねぇ!って、コラ!兵長真似て蹴りを入れようとするな!!そもそも無愛想なお前に言われたくねぇし!!」

『バカ言え。私は元々笑う方だ!』

「お前、いつまでそのネタ引っ張んの?ι」

『最近ハマったから言いたかっただけ。面白いよね、“進撃の●人”。あ、お姉さん期間限定シェイクと、ポテトのSを一つづつ下さい。』

「お前…そんなキャラだっけ?」

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