第10章 運命の再会
シュウ『なんだ、ここは。僕・・・・寝たんじゃなかったのか?』
目を開くとそこには懐かしい景色があった。一面緑で風が良く吹いている。
シュウ『ここってアルマトランの!?・・・・・何でこんなところに?これは・・・夢、なのか?』
辺りを見渡す誰もいない、すると足音が聞こえて来た。シュウは慌てて後ろを振り向いた。
ソロモン『・・・・・・・・』
シュウ『ソロモン・・・・なの?何で、』
そう、シュウの目の前にはあの日、アルマトランで死んだはずのソロモンの姿があったのだった。
ソロモン『・・・・・よぉーシュウ、』
気軽に挨拶するソロモンに追い付かなくなってきた。まともに話ができない位だった。
ソロモン『そろそろ話してくれよシュウ。』
っは!っと正気に戻ったかのようになった。
シュウ『ソ、ソロモン・・・・・何で?生きてて』
ソロモン『いいや、残念ながら俺は生きていない。アルバと同じ意思だけの存在だ。さっきウーゴに色々してもらったんだ』
気軽にあり得ない事を言うソロモンにまた頭がついていかなくなっていた。
ソロモン『シュウ!俺はお前の心の中にいる。』
そういってソロモンはシュウの胸元を指差した。その瞬間アラジンの声が聞こえた。