第10章 運命の再会
そして2日後、マグノシュタットに到着。
マグノシュタットは魔導士しか入ることが許されないため、紅覇とは門の前でお別れだった。
紅覇『じゃあ、僕は仕事があるから頑張ってねぇ~シュウも!』
そういって紅覇はシュウに手を振って歩いていった。
シュウ«確かマグノシュタットに入るにはボルグをあそこの門の前にいる奴等に見せるってことか»
この時期はちょうど新入生が入れる年らしく新入生が沢山来ていた。
そして、ボルグの試験を超え今度は実力試験という所に来た。
マグノシュタットではコドルという階級を魔法の威力などで決めており実力試験で自分のコドルが決まるようだ。
ちなみにコドルは一番上が1。一番下が6となっている。そして新入生でコドル1はなかなかいないらしい。
シュウ『降り注ぐ雷槍[ラムズ アルサーロス]』
ドカーンと大きな音が響き審査側も腰を抜かしていた。
審査員『な、なんて魔法の威力だ!素晴らしいまちがいなくコドル1だ!!』
そう言われてコドル1の印をもらった。
シュウ«ルフの加護を最大で止めていたのに、こんなに威力が出るなんて、»
考え混みながら自分の部屋に向かおうとした。
シュウ«三人で1部屋?ふーん。»
知らない人と過ごすことに少し抵抗があるが仕方がないと思っていた。
そして部屋の前に着いた。
シュウ«うぅ、何だろういつも初めての人に警戒心が解けないんだろう?»
そう思いながらドアを開けた。
???『っあ!君も僕逹と同じ部屋なのかい?』
聞きなれた声。顔を合わせた瞬間驚くしかなかった。
シュウ『っあ!君は!アラジン!!』
そう、目の前にはシンドリアで別れた以来のアラジンの姿があったのだった。