第10章 運命の再会
ガタン ガタン。と馬車が揺れている。
紅覇『ふぁ~~ぁ!』
と、馬車の中にあくびが響いた。今はアクティア王国を抜けた森の中だった。マグノシュタットまであと50キロぐらい。それに馬車で移動しているためマグノシュタットまで2日位だった。
シュウ『・・・紅覇、大丈夫?』
シュウも何げに心配はしていた、すると重い体を起き上がらせシュウを見て言った。
紅覇『ねぇ~ねぇ~、何でシュウはマグノシュタットに行くの?』
馴れ馴れしくくっついてくる紅覇に参っていた。
シュウ『う~ん、強いて言えば僕はまだそんなに魔法の理論を知らないんだ、昔、ソロモンから少し話した位だったから。』
少し難しい事を余裕で話すシュウに驚いていた、すると紅覇はシュウに一番聞きたかった事を聞いてみた。それは、
紅覇『・・・ねぇ~シュウって歳いくつ?』
シュウ『っえ!?歳?う~ん15、だけど。』
その歳は紅覇の想像とは違かった、
紅覇『ええぇぇ!15!?そんな小さいの?同い歳だと思ったよ!』
シュウ『紅覇って確か18だっけ?僕とは違うね!でも実年齢はもっと上なんだよ!』
紅覇『・・・・っえ?実年齢?ど、どのくらい?』
シュウ『う~ん、アルマトランからだからね、ざっと1800年位かな?』
その瞬間、紅覇は唖然としていてまるで魂が抜けたかのような顔になっていた。
紅覇『1、1800年!!!!!』
その驚きの声は馬車の中全体に響いていた。