第9章 世界を知るために。
なかなか警戒心を解かないシュウに書簡は沈黙になっていた。そこでいきなり紅炎がシュウに話してきた。
紅炎『シュウ、俺はお前がマギだと聞いたときある一つのトラン語の石板を思い出したのだ、«歴史の節目にマギは現ると»』
紅炎の言葉にシュウはうつむいていた顔が上がった
紅炎『ならば、お前がマギとしてこの世界に来たと言うことはこの世界に何かが起こる予兆だと俺は思っている。』
シュウ『僕は、ある人に頼まれたんだ。世界をアル・サーメンから守ってくれ!って、だから・・・僕はアル・サーメンを倒すためにその時、共に戦ってくれる仲間を作りたいんだ。』
いきなり喋り出すシュウに紅炎逹は真剣に聞き入れてくれた。そしてレームの事も話した。
シュウ『紅炎、僕は・・・・・アルマトランのマギさ!』
シュウは座っていた席を立ち上がり自分の身分を伝えた。
紅炎『アルマトランとは、ソロモン王が支配していた世界のことか?その事はトラン語の秘書で読んだことがあるが』
紅炎の質問にシュウは頷き一つのペンダントを取り出した。紫色のつららのような形をした普通のペンダントに見えるが、
シュウ『これは、ソロモンの仲間から貰ったんだ。マゴイの出量といにしえの力を押さえる力を持つ特別なペンダントだよ。』
シュウが見せてきたペンダントに三人は興味津々だった、すると頭の良い紅明がシュウに聞いてきた。
紅明『いにしえの力?それは何でしょうか?』
シュウ『ごめん、詳しくは話してはいけないんだ。利用される力にもなるかも知れないし無理に使えばかなりマゴイをとられて倒れるかも知れないし。』
紅覇『そんなにスゴい力なのぉ?ただのペンダントにしか見えないんだけどな。』
そして、話が続いて来た所でシュウは紅炎にあることを話した。