第9章 世界を知るために。
紅炎についていき着いた所は書簡だった。
紅炎『ここな俺が使っている書簡だ。用がある以下は誰も来ない。』
そういって紅炎は自分がよく使っている椅子に座った。
紅覇『お前確かシュウって言ったっけ?変わった感じがするけど何処から来たんだ?』
紅覇はワクワクしたように聞くがアルマトランの事を言うわけにはいかないため黙り混んでいた。
紅炎『なんだ?だんまりか。つまらぬ。』
シュウ『面白味を試されたくないんですけど、すいません、教えられません。』
シュウが王族に対して冷たく接すると扉が開いて一人の男が入ってきた。
紅明『兄王様、資料がまとまりましたよ!』
また一人入ったとこでシュウにも、うかない顔をするしかなかった。
紅炎『紅明か。ちょうどいい、お前も入れ。』
そういって紅明という男も何故か話に加わってきた。そんな状態に納得できないらしく、またため息をついた。
紅炎『・・・・そろそろ話してはくれぬか?ジュダルからはさっき貴様について聞いたものだ。マギ、らしいからな。』
紅炎は興味深い目でシュウを見つめていた。
紅明『ほぉーお、マギですか?世界に3人しかいないのに。』
同じく紅明まで興味深い目でシュウを見つめていた。その目がシュウには恐ろしく感じてしまいまた警戒心を高めてしまった。
紅覇『ねぇ~そんなに怖い目をしないでよー♪』
と言って紅覇が警戒心を解かせるようにうまくベタベタとくっついてくる。
だがシュウは全然、警戒心を解こうとしなかった。