第9章 世界を知るために。
アルバ『懐かしいわ、その目。あの頃と何も変わらない。』
シュウ『僕は、初めは何も覚えていなかったんだ。けど、ウーゴに何もかも教えてもらった。だからわかった、僕は君を止めねばならない。』
そう言うとシュウが握った杖に力が籠った。そして沢山の白ルフが集まって来たのだ。
アルバ『あらあら、ここでやるつもりなの?』
そして、アルバも杖を握った。
シュウは容赦なくアルバに攻撃するが、
シュウ«何故?白ルフの方が多いいのに、墮転して黒いルフしか扱えないアルバなのに・・・・何故、アルバのボルグは破れないんだ。»
すると魔法を乱れうちしてきたシュウにアルバは巨大なボルグに覆われそこから触手が現れた。
シュウ『あれは、シバの八つ首の防壁!?』
シュウがシバという子に教えてもらい一回も成功できなかったボルグをアルバが使っていたのだ。
アルバ『うふふ、あの子よりも固くて丈夫なボルグ、マギである貴方なら、余裕よね♪』
考えて見ればアルバはあの防壁を張ってまだ一歩も動いていない。そんな悔しさにどんどん魔法を使っていた。
すると、シュウの横から氷魔法が飛んできた。その魔法はジュダルの魔法だった。シュウはアルバの部屋の壁をつき抜け園庭へ落ちてしまった。
ジュダル『なぁにしてんだよ!戦ってるなら俺も混ぜろよ。』
楽しそうに言うジュダルにシュウはつれない態度をとっていた。
シュウ『うるせぇよジュダル・・・邪魔だ!!』
そう言うと杖をジュダルの方へ向け、雷で吹き飛ばそうとした、だが同時にまた逆方向から大きな剣が飛んできたのだ。