第9章 世界を知るために。
シュウ『・・・はぁ、はぁ、もう少しかな?煌帝国って案外・・・遠いんだ!』
シュウは今はある森の中にいた、今日は休んで明日また進む予定にしたようだ。
マギだと言うのに体力が尽きようとしているため目から少し血が出てしまっていた。
シュウ『今日は休んで明日行くしかないね。』
そういって森で夜を過ごした。
ー朝ー
シュウ『う~ん、さぁ今日中に煌帝国に行こうか。』
シュウは準備を整え森を抜けた。そしてまた浮遊魔法でかっ飛ばした。
長い道をどんどん越えていくとついに、都のような所に出た。
シュウが見ている光景は今まで見たとこもない、そんな都だった。
シュウ『あれが、煌帝国、なのか?』
シュウが見つめる正面には、大きな建物、宮廷のようなのがある。とりあえず下に降りて都を見ることにした。
シュウ『うわ~、凄いところだな。』
周りには屋台や芸の見せ物。まるでシンドリアのお祭りみたいな感じだった。
早速偉い人に世界の異変について色々、話したいのだが。
シュウ«何の関わりのない僕が言っても追い出されるだけだよな。»
やはりその件で悩んでいた。実際、レーム帝国の時はたまたまで、会える人がマギだったからだった。同じマギなら普通に話してくれると軽い気持ちでいってたが、煌帝国なら話は別。
シュウ『どうしようか?』
すると、後ろから肩を捕まれた。