第9章 世界を知るために。
今は、アクティア王国とバルバットの間。この後にバルバットから少し陸路の使って煌帝国に到着する。かなり長い道のりだ。
シュウは今、船の部屋に設置されているハンモックに揺られながら考えていた。
シュウ«煌帝国に行くなんて言ったけど、煌帝国って危ない気がする。ジュダルがいるし、最近勢いが増しているとか、アル・サーメンと関係がないなんて言いきれない»
その証拠にジュダルは墮転しているの。墮転って言ったらばアル・サーメンしか思い浮かばないとシュウは少し不安になっていた。
シュウ『それに、マギなんて言ってみろ、嫌な予感しかしないのは僕だけだよね。』
すると船が止まった。
«バルバットに到着したぞ!»
っと、船長さんから知らせに来てくれた。
シュウ『っえ、ここが本当にバルバットなのか?』
バルバットは、前とは全く光景が違っていた。人々が来ている洋服が色で何だか分けられている。そして、ボロボロですさんでいた建物も全く新しい建物に変わっていたのだ。
シュウ『凄い、たった半年でこんなに変えてしまうんなんて、』
だが、ここでゆっくりしていく時間がなく通っていく道を観察しながらバルバットを離れる位だった。
シュウ«ここも煌帝国の傘下ならばせめて煌帝国の偉い人がいると思ったんだけどな。»
バルバットから煌帝国までかなり距離があるが浮遊魔法で飛ばすことにした
シュウ『ちょっと、無理して飛ばすしかないかな?』