第9章 世界を知るために。
シュウの質問に表情を固めるシェヘラザード。
シェヘラザード『最近、いろんな土地の民が怯えているのを感じるの、それが世界の異変なのかしら。』
シェヘラザードの答え方は知っているが特に尽くしていないと言っているな感じだった。
シュウ『何故、異変を知っているのに何も手を出さないんですか?』
問い詰めるように聞くシュウにシェヘラザードはため息をついてシュウに言った。
シェヘラザード『まず、貴方の事を教えて。貴方のルフが変わってるから私は貴方に話しかけたの。』
シュウ『僕は・・・・・マギだよ!』
シュウの言葉にシェヘラザードはため息をついてほっとした顔をした。
シェヘラザード『そう、やっぱりね。じゃあ教えて貴方はどこのマギなの?煌帝国?』
シェヘラザードの質問で思った。この人はやっぱりねと言っていた。だからこそシュウはシェヘラザードのことが気になって仕方がなかった。
するとシェヘラザードの方から紫色の光線のようなのが飛んできた。
シュウ『っは!!熱魔法[ハルハール]』
何とか同時打ちになったが少し吹き飛ばされてしまった。
???『お怪我はありませんか?シェヘラザード様』
彼はシェヘラザードの前に立ってそう言った。彼は赤髪の長髪金色の鎧を身に纏っている。
シュウ『っけほ、けほ・・・な、なんだよ。』
彼は腰に着けている剣を取りだし刃をシュウに向けてきた。