第9章 世界を知るために。
現場をこっそり抜け出すのに成功したシュウはため息をつきながらレマーノを歩いていた。
シュウ『それにしても、何で一般人、しかも盗賊何かに魔法道具が渡っているんだ』
シュウの記憶ではシンドリアでヤムライハに教えて貰った«魔法道具は今ではとても貴重なのよ。»っと言われたのを覚えている。
シュウ『・・・・・』
考え込みながら歩いていると、誰かに声をかけられた。
???『貴方、少しいいかしら?』
女性だった。その女性は金髪でとても髪が長い左手には太陽のような形をした杖を握っていた。
???『貴方のルフ、変わっている。』
そういわれてビクッと背筋が凍った感じがした。しかし、シュウはこの人がただの魔導士には見えないらしく、少し警戒した状態で彼女を見つめた。
シュウ『え~と、貴方は魔導士・・・ですか?』
とりあえず話かけてきた女性と話すことにした。
???『私はレーム帝国、最高司祭のシェヘラザードです。』
軽々しく挨拶する彼女にシュウは最高司祭の意味が分からないらしく普通にシェヘラザードに会話していた。
シェヘラザード『貴方、最高司祭って知らないのかしら?』
シュウ『すいません、難しい事は全然、でも怪しい人じゃないし・・・でしょ?』
シェヘラザードに笑顔で話すシュウに彼女も少し笑顔になった、そこでシェヘラザードが偉い人だと知ったとこでシュウはシェヘラザードに訪ねた。
シュウ『ねぇ、シェヘラザードさんは今世界の異変についてご存じではないですか?』
シュウの真面目な質問にシェヘラザードは少し驚いていた。