第8章 半年後
モルジアナ『逆にシュウさんはこれから何処か行く予定でも?』
モルジアナの質問にシュウな頷いた。
シュウ『アル・サーメン、僕は放っておけない。だから、知りたいんだ。今すぐにでも』
無茶を言うシュウにアラジンは言った。
アラジン『けどシュウ君、アル・サーメンは危険だよ!まだ分からない事を沢山あるんだよ。』
アラジンの言葉に観念したのか黙り混んだシュウはアリババ達に背を向けてそのまま寝てしまった。
アリババ«シュウ、一体どうしたってんだ。»
アリババ達はシュウに不安を思いながらも寝ることにした。
ー朝ー
朝珍しく早く起きたアリババはシュウがいないことにすぐ気づいて外へ出た。
けどすぐにアリババはシュウを見つけられた。
アリババ『シュウ、お、おはよう相変わらず早いな。』
シュウ『アリババも、珍しく早いんだね。』
シュウは、昨日と同じテンションになっている。アリババはシュウと話すことにした。
アリババ『シュウ、ちょっといいか?
俺、お前の事を少しでも元気付かせようかなって、思ってるんだけど。』
彼女みたいな扱いをするアリババになんだか少し気が軽くなった気がした。
アリババ『シュウにとってアル・サーメンはどんな存在なんだ?お前は何で、アル・サーメンに何をされたんだ?』
その言葉にシュウはまた、切ない目になってしまった。するとシュウは、アリババに言った。
シュウ『昔、世界は争いと混乱に溢れていた。その混乱を防ぐために一人のマギが現れたんだ。そのマギは残り三人のマギと仲間達と共に理想郷を作ろうとしました。
そして、ついに理想郷を作りあげた突然に運命に絶望した一人のマギと人々が理想郷を作り上げすべての混乱を解いた王に牙を向いて世界を滅ぼしてしまった。
っていうお話があるの知ってる?』
シュウが突然話した話にアリババは唖然としていた。
その瞬間、シンドバットに呼ばれた。
シンドバット『シュウ、アリババ君、早いな君達は!』
シンドバットは手を振ってこちらに歩いてきた