第7章 白き一瞬と黒き時
ー深層意識ー
深層意識、それは人の心などが写されてる所。アリババはカシムを救うため深層意識へ入り込んだのだ。
カシムの深層意識だけに彼は何も思わせない顔でただ一人でたたずんでいた。
アリババ『カシム!もう一度お前と話がしたい。』
そういってアリババはカシムにゆっくり近づいた。
するとカシムは恨みと絶望の顔でアリババを睨みつけた。
カシム『アリババ、何故育ちが同じなのにお前と俺でこんなに違うんだ。これも・・・・一つの運命だって言いてぇのかよ!』
カシムに黒い感情が増えどんどん黒くなっていく。
そしてその黒い感情にアリババは触れるとカシムの心の声が聞こえた。
カシム<お前だけがいつも光の中で生きていた。いつも、いつも!!>
・・・違う・・・
そう心に思い拳に白い感情を込めてカシムを殴った。
アリババ『違う!!俺はそんなお綺麗な人間じゃねぇー!!お前が思い浮かべていることをした時だって・・・・惨めな日もあった、きたねーこともやった。自分が情けねぇことも、何回も・・・それを・・・てめーの都合のいいように、勝手に俺を決め付けるんじゃねー!!』
アリババがカシムとぶつかり合っている頃。
アラジン『ソロモンの知恵!!』
アラジンが放っている光にジュダルが苦しんでいた。
シュウ『あれは、ジュダルの記憶なの?アラジン、』
アラジン『僕達には分からないよ。』
«アリババ君、勝つんだ!!»