第7章 白き一瞬と黒き時
アラジンの登場に状況は一変した。
ジュダル『ようやく来たな、チビ!さぁお前もジンを出せよ。』
するとアラジンはジュダルの方へ行き笛を握りしめた。
アラジン『ウーゴ君はもう、居ないんだ。』
アラジンの言葉にウーゴ君を知っている皆は驚いていた。だが、アラジンの目は曇ってなかった。
アラジン『でも、ウーゴは僕に力を残してくれた。』
そういうとジュダルの魔法をボルグで塞いだ。そして杖に思いっきり力を込めた。
アラジン『・・・灼熱の双拳[ハルハールインフィガール]!!!』
その時、ジュダルに向かってとてつもない出力で炎が現れた。がこれは威嚇射撃だ。するとちょうどシンドバットの動きを止めていた氷が溶けた。
アラジン『おじさん、大丈夫かい?』
状態を心配するアラジン、だがシンドバットは大丈夫そうだった。
アラジン『なら、モルさんおじさんを街まで連れてってあげておくれ。あそこにおじさんを待っている人がいるんだ。』
ジュダル『もったいつけてこの程度かよ!がっかりさせんなよ!チビよォ!!!』
崩れた岩からボルグを張ったジュダルがどんどん黒いルフを集めていた。
アラジン『前へと生きる命をルフ鳥は導く、だからアリババ君、僕達はまだ戦える、力を貸しておくれ!』
アラジンは熱魔法でアリババの剣を復活させ、再びジュダルに挑む中、アラジンはまた巨大なルフ鳥を呼び出し自分に被せた。するとアラジンの額が光出した。
???『やはり、彼は手にいれていたんだ。あれこそまさしく、«ソロモンの知恵»!!』
アラジン『さぁ、行ってアリババ君!!』
ジュダルが邪魔をするがシュウも黙っていない
シュウ『さ、させない!!』
そして、アリババの剣はカシムに刺さり彼の深層意識へと引きずり込まれ消えてしまった。