第7章 白き一瞬と黒き時
???『ねぇ、アリババ君。
何故君はそこまでするんだい?
君はいつも背負わなくていい責任を一人で背負おうとする
あの時も・・・・あの時もそうだった。
本当に一体何故なんだい?
いや・・・・・僕にはわかっている。
それは、君がアリババ君だから
だからこそ、僕は。
僕は力になりたくて、君に手を伸ばすんだ、何度でも』
その声はバルバットの王宮、それにアリババの耳に届いていた。そして、ルフ鳥から一人の人影が現れた。
アリババ『ア、アラジン!?』
そこにはアラジンがアリババの手を差しのべるかのように立っていた。