第7章 白き一瞬と黒き時
何とか、シュウが時間を稼いでる間にカシムも倒さなけれいけない状態になった。皆必死で考える中アリババがモルジアナに近づいて言った。
アリババ『モルジアナ、俺をあそこまで飛ばしてくれ。』
そういってアリババはカシムを指差した。
モルジアナ『何言ってるんですか?アリババさん』
アリババ『さっき溜めた力がまだ残ってるんだ、これでアイツに止めをさせる!』
だが危険にもほどがある、下手をしたら死んでしまう。しかし自分が死ぬかもしれないと言う事を忘れアリババはモルジアナに強い目を向けた。
アリババ『やらなきゃいけねぇんだ!頼む、モルジアナ!!!』
決めたら曲げないアリババの意思にモルジアナは頷いてアリババの後ろにまわった。
モルジアナ『行きますよ、アリババさん!!』
モルジアナはアリババの足を掴みカシムの所まで一気に飛ばした。
ジュダル『させねぇーぜ!重力魔法[ゾルフ]』
ジュダルの重力魔法はシュウの魔法を振りきりアリババに襲いかかかって来た。
シュウ『しまった、アリババ!!』
アリババはカシムの所まで上がっていた。
アリババ『うぉぉぉーー!!』
そしてアモンの剣とカシム、ジュダルの重力魔法が激突した。
アリババ«アモンの剣が歪む!?»
シュウ『アリババ!』
シュウも魔法で援護しようとするがジュダルの邪魔をされてしまって何もできない。
アリババ『うぉぉぉぉ!!!アモン!!』
体中のマゴイを使い重力を押しきろうとした。その瞬間アモンの剣にひびが入り剣が折れてしまった。
兵士『王子の剣が・・・』
諦めかけていたがアリババはよろよろしながらモルジアナの所へ寄ってきた。
アリババ『モルジアナ、もう一回だ!』
そういって、さっきの体制になった。
モルジアナ『は・・・はいっ!!』
そして何度も、何度も挑むなか大きな白いルフ鳥が現れアリババ達の所へ寄ってきた。