第7章 白き一瞬と黒き時
国民『アリババ王子、どうなったんだ。』
時間の経ちすぎに国民達は不安を隠せなかった。モルジアナも役目を終えたシュウと合流した。
モルジアナ『かなり時間が経っている、アリババさん、大丈夫でしょうか?』
シュウ『大丈夫だよ。きっと今は会談中だと思いたいんだけどな、』
すると突然国民達がざわめき出した。王宮にはアリババが立っていた。
アリババ『皆、聞いてくれ、バルバットは今日、王政に終止符をうった。バルバットは今日から、バルバット共和国になるんだ!』
新しいバルバットを語ったアリババに歓声が集まった。そこには、霧の団もいた、カシムも
アリババ«カシム、これが俺の答えだ»
カシム『バルバットが共和国になったと、それで国のもんは全部国民の物になったと。』
納得してくれたと思ったアリババ、だが、アリババに見えていない黒いルフは沢山集まっていた。
カシム『だが、共和国になったからって王族の罪は消えねぇんだよ。だから王族どもは俺達の敵なんだよ!共和国になったって死んだ者は帰って来ねぇんだ!!』
カシムの言葉に目が覚めたかのように白い目を王族に向けてきた。
国民『そうよ、おかしい、』
国民に黒いルフがどんどん、集まり出して来た。その量はアリババ達が見えるほどになっていた。
アリババ『カシム、どうして。』
シュウ『アリババ、戦うんだ、戦ってこの国を守るんだよ!』
おかしな状況はアラジンの方でも起こっていた。
ジャーファル『アラジン!?ル、ルフが見えるほどに』
そして、大きなルフ鳥になり、消えていった。
シュウ『モルジアナ、アリババの所へ行こう!』
そういって、走り出した。