第6章 マギ対決
彼女の命令によって暴れだした三人はお構い無く霧の団の皆をなぎ倒していく。
シンドバット『マスルール、止めろ!!』
ファナリスで力が強いはずのマスルールと互角だったり
モルジアナ『っく!速すぎて捌き切れない』
ジァーファル『モルジアナ、力を合わせて押しきりましょう!』
モルジアナよりも足が速い奴も
アリババ『皆、俺の後ろに下がってろ!』
アリババの剣術を軽く押しきる奴もいた。
???『皆、楽しそうね。私もここからが本番よ。
悲哀と隔絶の精霊よ汝に命ず我が身に纏え、我が身に宿れ我が身を大いなる魔神とかてヴィネア。』
だが、その瞬間シンドバットは彼女の腕を掴んだ。するとシンドバットのマゴイ操作によって彼女の魔装を剥がしたのだ。
シンドバット『今は争うべきではないどうかお引き取りを』
シンドバットが落ち着いた顔で懸命に言うが
???『だってあの子が』
彼女が指差したのはアラジンだった。アラジンはかなり息を切らせながらもぎゅっと笛を握りしめていた。
シンドバット『大丈夫だアラジン、ジンはそんな簡単に死なない。君の友人は生きている。』
その後、何とか煌帝国の人逹を帰らすことに成功したがジュダルの事もあり被害が大きい様子だった。
シュウ『アラジン、ウーゴは大丈夫だよ!』
シュウの慰めに一瞬笑顔になったがすぐに作り笑顔だとわかった。
とりあえず今は怪我人の手当てが先だった。
アラジン«ウーゴ君の印が消えてしまっている。ウーゴ君にもっと力を与えないと!!!»
そう思って笛をぎゅっと握りしめマゴイを送り続けた。
シュウ『ねぇ、シンドバット、これからどうやって王宮に会談するの?今回の一件そうかるいものじゃないきがして』
たしかに今、今日の事件で、ジュダルや煌帝国の姫君、その手下によりバルバットの領域に少し影響してしまった。シンドバットは大丈夫だと押しきるが正直、不安しかない。
そんな中大変なことが起きてしまった。