第5章 怪傑アリババ
屋上に出たアリババ逹。
アリババ『カシム、どういうことだよ、シンドバットって。』
カシムには、バルバットの国に情報を教えてくれる人がいるらしく、その彼に聞いたようだ。
モルジアナ『アリババさん!!』
屋上の入り口からモルジアナ、それにアラジンやシュウ、シンドバット逹も来ていた。
カシム『あいつ、昨日はよく妨害してくれたな、今度は容赦はしない。』
カシムはシュウを思いっきり強い目で睨みつけた。
シンドバット『おっと、君逹の狙いは彼じゃないだろ?』
シンドバットはカシムの前にでてきた。
カシム『そうか、お前がシンドバットか!くらえ、黒縛霧刀!!』
その瞬間、シンドバットは黒縛霧刀に捕まった。
シンドバット『ほぅ、だが俺には通じないな!』
シンドバットは黒い霧に触れた、その時黒い霧が消え自由の身になった。
ジャーファル『七海の覇王は不思議な力には慣れているんです!』
魔法道具も通じないなかどう戦えば良いか分からない状態だった。
するとシンドバットが
シンドバット『ここで君逹を捕まえて国につき出せば俺の仕事は終わりだが、俺は、君逹の行動に意味があっての行動だと分かった。』
突然、訳のわからぬことを言うシンドバットにジャーファルが?を浮かべている。
シンドバット『おかげでアブマドがやっている事よりも俺はスラムのために戦う気持ちを捨てないこいつらの力になりたい!!』
シュウ『え~と、それってシンドバットを霧の団の仲間にするってこと?』
シュウの解説に霧の団全員が大混乱した。
シンドバット『アリババ君。世界の異変を止めるために俺を仲間にしてくれないか?』
世界の異変 今、この世界では貧困、戦争、差別が多発してしまっている。それを引き起こしているのがアル・サーメンという組織。
アリババ『!?分かった、分かった!』
慌てて、困惑しながらもシンドバットを仲間にしてしまった。そして、目的はアリババとアブマドの越権だ、越権をしてバルバットを建て直すことだ
シュウ『凄い人だね、シンドバットって』
だからなんだか怖くなってくる。
シュウ«さっきの話は途中で区切れたけど、今度は絶対に聞き出される・・・・・気がする。»