第5章 怪傑アリババ
ついにうつむきだすシュウにシンドバットがさらに問いかける。
シンドバット『シュウ、お前はマギか?』
さらに背筋がゾクッとした。
シュウ«この人、凄い。うぅ弱ったなー»
シュウ『え~とシンドバット、僕はね実は』
ドーーーーン
いきなり上から大きな爆発音がしたのだ。
ジャーファル『シン、我々、包囲されてますよ!』
ジャーファルの言う通り、扉を破壊し霧の団が大勢で入って来たのだ。
シュウ『っち、懲りない奴らだな。』
シュウは杖を取り出すがシンドバットにガン見されている。
シュウ『うぅ、気が散るよシンドバット。』
シンドバット『そういうな、お前のことを知りたいだけだからな♪』
するとシュウは奴らの霧を利用しうまくシンドバットから離れることに成功した。
シュウ『上から音がしたんだ、アラジン、大丈夫かな?』
アラジンの部屋にはアリババとモルジアナ、霧の団がいた。
アリババ『カシム、どういうことだよ、ホテルを襲うなんて聞いてねぇぞ。』
アリババが知らせられなかった襲撃だった。
アラジン『アリババ君。』
モルジアナ『アリババさん、この人逹についていくつもりですか?』
アラジン逹とカシム逹の声に困惑しているとカシムに腕を捕まれた、
カシム『ここに、シンドバットがいるんだ。やらねぇと俺らがやられちまうんだよ!!』
といってアリババを屋上につれ出した。
シュウ『っ!!・・・共鳴音[ハディーカ]』
音魔法と共にあいつらの一ヶ所に集まっている場所を特定した。
あいつらの足音は上に向かって歩いている。
シュウ『屋上?』
すると後ろからモルジアナとアラジンが走ってきた。
アラジン『シュウ君、屋上にアリババ君が!』
アラジンの掛け声に急いで屋上にかけ出た。