第5章 怪傑アリババ
とりあえず今回の目的を果たしたと言うことでホテルに戻った、戻ってからアラジンに食事に誘ったり、色々話したりしたがアラジンの気落ちはなかなか直らなかった。
ジャーファル『マギと言えど彼は普通の子供なんです、無理もないです。』
シンドバット『う~ん、今回の一件はシュウのおかげで何とか助かったが次はこうはいかない。』
すると、シンドバット逹がいる部屋の扉が開いた。シュウが来たのだ。
シュウ『あの、モルジアナ知りませんか?さっきから見当たらなくて』
モルジアナはここに来ていないしあてがない、どこにいったのかを探していたみたいだ。
マスルール『居ないんすか?アラジンの部屋とか』
色々場所を言うが全て行った所だった。
シュウ『変なことしてなければいいけど、っあ、すいません、失礼します。』
扉を閉めようとするとシンドバットの止められた。
シンドバット『シュウ、お前も会議に参加してくれないか。今回の一件の手柄はお前だからな。』
ということで会議に参加させられた。参加して会議を再開すると思ったらシンドバットにいきなり聞かれた。
シンドバット『シュウ、お前は凄い魔導士だ、だが俺にはお前が普通の魔導士には見えないんだよ!お前は一体何者だ?』
その質問に背筋がゾクッとした。まさかこんなに早く、疑われてしますなんて思ってもなかった。
シュウ『何者って言われても、僕はシュウだよ!魔法使いの、普通の。』
っと、どうにかしてごまかそうとする。
シュウ«確かウーゴにアル・サーメンに見つかるといけないからって言われた。だからなんとしてでも隠し通す!!»
シンドバット『だがな、俺逹は調べたんだお前が今回使った魔法は、水(氷)と光と重力と風。
重力、光、風はわかるが水はおかしい。』
シュウにとってシンドバットの言っていることは全く分からない。
シンドバット『例え苦手な水が使えてもあそこまで水を氷に変えたり、光と屈折させるのは簡単ではないのだよ!』
なんとなく言ってることは理解できた、シュウの焦る様子にシンドバットは予想通りと思わせる微笑みを浮かべた。