第5章 怪傑アリババ
アリババ『っう!くそ、何で溶けねぇんだ!』
炎を纏っているのに全然溶けてくれない。
シュウ『無駄だよ!、だってその剣僕が作った氷に触れてないもの。』
そういって、上からアリババの無駄な努力を見ていた。
アリババ『触れてねぇだと、っは!なんだこの壁!?なのか?』
アリババが見えているものは、重力を操る魔法。アリババが炎についた剣が氷に触れる瞬間重力で流れを変えギリギリ熱が届かない所で剣を振っていたのだ。するとカシムが肩をつかんで言った。
カシム『ダメだアリババ、国軍が来やがった、いくぞ。』
カシムや他の人逹により煙を使い逃げようとした。
シュウ『逃がさない!降り注ぐ氷槍[ザルグ・・・]』
唱えた瞬間シンドバットに腕を捕まれた。
シンドバット『シュウ、もうよせ!その技が外れれば市民に被害が出る!』
素にもどったかのようにシンドバットに<ごめん>と言った。
霧が消えた時には霧の団の姿はなかった。
アラジン『・・・・・』
アリババのこともあって、かなり気落ちしているアラジン。モルジアナもかなり心配している様子だった。
モルジアナ『・・・・・アラジン、大丈夫でしょうか。』
不安を思うが今はモルジアナ逹には出来ることが見つからなかった。