第5章 怪傑アリババ
宝倉庫の目の前に来た途端
シュウ『光線[フラーシュ]』
霧の団の奴らは突然の光に麻痺していた。その瞬間黒い煙がなくなった。
シュウ『ここは通さないよ霧の団よ!諦めて帰りな。』
宝倉庫の前にシュウが杖を持って構えていた。
カシム『ホイホイ、帰るわけねぇだろ[黒縛霧刀 コクバクムトウ]
シュウのいた場所に黒い煙が出てきた。ジャーファルの動きが止められたあの技だ!だがそこにシュウはいなかった。
シュウ『水鏡の蜃気楼[シャラールサラブ]』
カシムが黒縛霧刀を放った瞬間に空気上と霧の水分を一気に鏡に変え幻影を作り出す技
シュウはカシム逹がいた場所の反対側にいた。
ハッサン『おいおい、宝倉庫から離れてるじゃねぇか、カシム、今のうちに奪っちまおうぜ』
カシムが鼻で笑い前を見た瞬間シュウが正面にいて
宝倉庫の扉が凍っていた。
シュウ『・・・やぁ。』
いきなりの登場に霧の団がかなり驚いていた、それと共に不安なってしまった。
シュウ『やぁ、アリババ君。あのダンジョン攻略者だよね。この氷、君に溶かせるかな?
国軍が先か、溶けるのが先か、どっちだろうね。』
アリババ『っく!いいだろう。やってやる。俺のジンはアモン、炎だぜ。
礼節と厳格の精霊よ、汝に命ず我が魔力を糧として、我が意志に大いなる力を与えよ、出でよアモン』
その瞬間、アリババの周りには炎の渦が現れた。
力を込めて凍った壁にかかるが全く溶ける気配がしなかった。